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【記憶する脳】

肌は第3の脳と言われています。

皮脳同根(ひのうどうこん)と

いう言葉をご存知でしょうか?

 

人の体が作られる際に、内胚葉、

中胚葉、外胚葉から細胞分裂をして

各々の器官が作られているのですが、

肌と神経系は同じ外胚葉から作られ

ているのです。

 

つまり、元が一緒なのですね。

小さいころ、スキンシップが多い環境

で育つと情緒が安定した子が育つといい

ますが、これは 「人というものは信頼で

きるものだ」という想いを持てる事によ

ります。

 

スキンシップが多いからといって甘えを

引き起こす事はなく、むしろ依存的にな

るのを防ぎ、 主体的に行動できる自立し

た人格が育つそうです。

 

人の経験は成長するにつれて無意識レベル

の記憶へと潜んでいきます。意識せずとも

「快・不快」の反応 がでてしまうのです

ね。

 

安心する、ほっとするという安心の記憶を

無意識下で多く持っている事で人生が豊か

になるのは 想像に難くありません。

 

では、タッチングケアはこどもの頃でない

と有効でないのでしょうか?

答えはNOです。

 

大人になってからでも十分にタッチング

ケアの恩恵を受ける事ができます。 医療

現場でも終末ケアなどにタッチングが重

要視されている事からもその効果が伺え

ます。

 

化粧水をつけている時などに意識的に自

己接触を行うと、浅かった呼吸が深くな

ったり、幸福感が あがったり、活力が増

すなどの効果があったという研究結果が

あるそうです。

 

日常の中でも手を洗う、入浴をするなど

自己接触の機会はたくさんあります。

 

忙しい日々を送る大人は殆ど無意識に

行っていると思いますが、ほんの少し

でも自分への優しさや 愛を込めた手で

触れてみてはいかがでしょうか?

 

無意識下で「じぶんは大切にされている」

という記憶が強化され、

しいては人生の幸福感を 上げる事に繋が

るのか知れません。